パーソナルドクターが語る優れた経営者に共通する健康戦略

株式会社プロ人材機構のインタビュー企画「プロ活用の深みに潜る」。今回は、パーソナルドクターサービス「Wellness Membership」を通じて、個々の健康をデータに基づいて管理し、予防医療を提供する株式会社ウェルネスの中田社長にインタビューです。

目次

  1. 健康は経営の「インフラ」だ
  2. 健康管理のプロが見た、優れた経営者の共通点
  3. パーソナルドクターが提案する“伴走型”の健康戦略
  4. 健康はカルチャーになる

健康は経営の「インフラ」だ


押田:中田社長、本日は何卒よろしくお願い致します。
中田社長は予防医療を提供する会社を経営されています。健康というキーワードでいうと私の周りでトライアスロンやランニングを習慣化している経営者は非常に多いです。

すごいなあと思うのですが、シニア層の方で経営者として仕事をバリバリこなしている方も時間を見つけて運動をされているのです。何か経営と運動って関係あるのでしょうか。

中田:本日は宜しくお願いします。
そうですね。おっしゃる通り、運動を日常に取り入れている経営者は本当に多いですよね。健康でなければ、そもそも経営も遊びもできませんから。私にとって、健康は経営の「インフラ」だと思っています。土台がしっかりしていなければ、上に何を積み上げても崩れてしまいますから。

押田:本当にそうですよね。私はトライアスロンをやっています。周りはシニアの経営者だらけですけど、皆さん行動力あるんですよね。私も負けてられないなぁ。

健康管理のプロが見た、優れた経営者の共通点


押田:普段、経営者の健康をサポートされていて、「優れているな」と思う経営者の共通点はどんなところにありますか?

中田:一番感じるのは、視野の「長期性」ですね。
目の前の売上や短期的なパフォーマンスだけに執着せず、5年後、10年後のゴールから逆算して、今の判断をしている方が多いです。これは健康についても同じで、体調が悪くなってから慌てるのではなく、「この先ずっと経営し続けるために、今から投資する」というマインドセットを持っています。

押田:なるほど、短距離走ではなくマラソンのようですね。それに加えて、私が経営者の方々を見ていて感じるのは、「結晶性知能」の高さです。これは、過去の経験や知識を再構築して新しい状況に活かしていく力のことなんですが、シニアの経営者ほど、この結晶性知能が豊かで、未来へのイメージを描く力が強いと感じます。これまでの経験の引き出しを整理して、そこから必要なものを組み合わせて最適解を見つけるイメージです。

中田:確かに、それは強いですよね。私も、経験に裏付けられた判断力や知恵は、まさにその結晶性知能から来ていると思います。そしてその力を活かすためには、心身が健康で行動力があることが前提です。だからこそ、健康管理が重要なんです。

押田:おっしゃる通りですね。結晶性知能のベースは、やはり体が元気でこそだと痛感します。

中田:健康でないと、動けないし、好奇心も失われがちですからね。結局、健康管理は単に長生きするためだけではなく、自分らしい人生を送り続けるための投資だと思います。

パーソナルドクターが提案する“伴走型”の健康戦略


押田:改めて、御社のサービスについても教えてください。

中田:弊社の「パーソナルドクター」サービスは、健康を維持するための伴走型サポートです。医師が定期的にデータを見ながら、ゴールから逆算した健康戦略を提案します。経営と同じで、現状を可視化し、目標を設定し、最短ルートを描いて伴走する。それを定期的に見直し、軌道修正する。これを私たちは医療の分野で実現しています。

押田:健康診断の結果をどう解釈すればいいのか分からず放置してしまうことも多いですが、そういう時に気軽に相談できるのはありがたいですよね。

中田:そうなんです。ネットで調べても断片的な情報ばかりで、何が正解か分からない。だからこそ、専門家と一緒に「あなたにとって本当に必要なことは何か」を明確にすることが大切です。

健康はカルチャーになる


押田:最後に、年齢かかわらず活躍を目指している皆様に向けてメッセージがあればお願いします。

中田「健康に投資する」というマインドを持ってほしいですね。今の日本ではまだ、健康にお金をかけることが贅沢だと思われがちですが、実際にはすべての基盤です。経営者自身が健康でなければ、会社も、社員も、家族も守れません。経営も人生も長期戦。健康を犠牲にするスタイルではもう通用しません。

私たちは「防げる後悔をなくす」ことを掲げていますが、それはつまり、元気なうちから備えることで、最後まで自分らしく経営し、人生を楽しむための準備です。ぜひ、そのお手伝いをさせていただければと思います。

押田:本当に、健康も経営も長期目線で考えることが大切ですね。本日は貴重なお話をありがとうございました!

中田:こちらこそ、ありがとうございました。

中田航太郎氏/1991年生まれ。幼少期をピッツバーグで過ごし、4歳から医師を目指す。東京医科歯科大学医学部卒業後は救急総合診療に従事。予防医学の普及と医療アクセシビリティ向上を目指し、2018年6月に株式会社ウェルネスを創業。予防医療サービス「Wellness Membership」を提供し、現在は700名以上のエグゼクティブの健康をサポートしている。著書に『人生100年時代を元気に生き抜く 医師が教える経営者のための「戦略的健康法」』がある。


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